The Kenny Clark - Francy Boland Big Band : Our Kinda Strauss

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クラシックの Jazz 化は民謡の Jazz 化とともに尽きることのないテーマで，いろんな人が挑戦して失敗したりマンネリに陥ったり。でも懲りもせずいろんな人がやるし，またリスナーも今度こそ，と期待してついつい買ってしまうわけです。
そんな中でもこのアルバムは成功例といえるのでは。一発目の "Frühlingsstimmen" （春の声）のあまりにも陽気でご機嫌なスウィング感は何じゃこりゃ，ってな感じですが，ある意味ウィンナ・ワルツの一面を表しているといえなくもないし。iTS の試聴30秒では切り落とされてますが，ホントはこの曲はイントロに出てくる Sahib Shinab の，わざとらしいほどにバタ臭い Flute 音を伴った叫び声が衝撃的。緻密なスコアリングとアンサンブルも聴きもの。