J.S. Mach Ⅱ 新着記事

2006/03/30

聴力低下防止のための覚え書き

このあたりはやはり専門家である,須山歯研の2月3日付記事が大変参考になります。以下,ほとんどコピペで,適正な引用の範囲と言えるかどうか疑問がないわけではありませんが,事は重大なので許していただけると信じています。

人間の内耳は、入力される音の種類と音量により、感度の調整を行うことで環境への適応性を得、危険察知やコミュニケーションの確立を行っていますが、この 適応性はある程度までの騒音であれば許容してしまいます。「過大な音」がはっきりとしていれば、「うるさい」、「耳が痛い」と即座に使用を中止するのです が、内耳の適応性に加え、音量が音楽としての迫力や臨場感として大きく影響を与えるため、対環境騒音としてボリューム上昇で行うS/N比改善とあわせ、大 音量となるリスクが上がってきます。

ボリュームを上げると、再生音源対環境騒音で見るS/N比は改善され、S、Nともに大きくなった音声信号は鼓膜/耳小骨を経由し内耳に伝えられます。内耳にある外有毛細胞が入力過大を察知しすると内耳基底板の動きを抑制し、水圧から電気信号へのトランスデューサとなる内有毛細胞への刺激伝達を制限することで感度調整が行われ、聴感上のボリュームが下がりバランス良く聞こえるように感じますが、内耳自体には強い信号が入力され続けます。


あひーっ(マクさん風に)!

iPod のボリューム調整を安全範囲内にしようとすることはひとつの方向性かも知れませんが、予防策としては、騒がしい場所でのS/N比改善をボリュームに頼らず、ヘッドホン/密閉型レシーバーの遮音性で得、S/N比が改善された分、再生ボリュームを抑制することが安全で効果的です。また聴力への影響という点では、長時間聞きっぱなしということにも問題が。一定時間ごとに音を止め、耳を休ませることも必要です。


と。
要は自覚の問題です。
あ,決して旧機種にアップデータが提供されなかったことをひがんでいるわけではありません。念のために。

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