音楽レビュー雑感
iTunes の今週のシングルに90件もレビューがついていて思わずのぞいてみましたが,なんだかなあ。
音楽の評価って究極的に個人の好みというか感じ方なんだから,自分がよいと思ったものを他人がけなしたってべつに気にすることはないし,自分がひどいと思っていてもそれがよいと感じる人はやっぱりいるし,それを認めることも必要だと思うのです。
話はいきなり変わりますが,かの Wynton marsalis さんは,学生の前で,「スウィングに正しいとか,間違いとかいうことはない,異なるリズムが常に協調(negotiation)しているんだ」みたいな話をしていた( Wynton Marsalis Podcast : Shuffle /ただし,本当にそういう意味でいいのか自信がないので,もしも間違いだったら指摘していただければと思います)。正しいリズムも誤ったリズムもない,という概念は,その世界の人には当たり前のことなのかも知れないが,すごいな。それが人生観にまで反映されるとしたら,達観してる。
つまり,正しいレビューとか,間違ったレビューとかないと思うんですが,押し売りはちょっとねえ。