J.S. Mach Ⅱ 新着記事

2007/06/23

現代うそっぷ物語

以下はフィクションです。いろいろご意見はあるかもしれませんが一切コメント無用。

遊んでばかりいたキリギリスはある朝気がついたら借金まみれになっていました。このままでは家も人手に渡ってしまいます。困ったキリギリスはアリに相談しました。
「俺の家を処分して借金を減らしたいんだが、また暖かくなるまでしばらく使わせてもらえるようにできないかなあ」
「いくらお前がキリギリスでもそれはあまりにも虫のいい相談だなあ。そうだ、俺の友達でお前の天敵だったカマキリに頼んでみよう。まさかあいつがお前の家のオーナーになるとは誰も思わないさ」
さっそく二人はカマキリのところに行きました。
「キリギリスの家のオーナーになってくれないか?都心の一等地だし損はしないぜ」
「よしわかった。お前の話は俺の琴線に触れるところがある。ただなあ、お前は信用がないから、キリギリスの名義のままじゃ誰も金を出してくれない。俺も金を集めなきゃならないから、先に名義を換えてくれ」
「ああ、そうしてくれたほうが、こっちも好都合だし」
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話がなんだか生々しくなってきたので以下略。続きはどうぞみなさんで考えてみてください。たとえばそうですね、野原で密談している三人が、捕虫網を持って昆虫採集に来ていた小学生のしんちゃんに見つかって一網打尽になりました、というようなふうに。