J.S. Mach Ⅱ 新着記事

2008/05/26

Mac と一太郎

物書堂さんの製品が形になりつつあるようで,文系 Mac 使いとしては非常に楽しみなところ。

さて,私が  Win 環境を捨てることができない理由というのはパワポがどうとか,Excel がどうとかという話ではなくて,実は一太郎という製品の仕業であります。私自身一太郎を使用していたのはバージョンナンバーが5とか6とかいう頃の話で,最後に購入した製品は一太郎Lite 2 でした。ちなみにLite 2 はまだダウンロード販売はしているみたいですが,Vista 対応予定はないとのことで,近々フェードアウトしそうな予感。
さて,Mac 導入により一太郎からMS製品にシフトせざるを得なかったわけですが,そこで私がまず戸惑ったのは一太郎の「連番機能」とワードを含む欧米語ベースのエディタ,ワープロにおける「箇条書き/段落番号」との挙動の違い。欧米語ではパラグラフごとに番号がつきますから,改行すると自動的に番号が振られるわけですが,日本語の文章としては改行して段落を変えたからといってかならずしも番号を振りたくないときもあります。改行して番号が振られるたびにいちいち番号を外さなきゃならない。そのあたり,私なんかが欧米語ベースのエディタ,ワープロが一太郎に比べていまいち使いづらく感じる理由なんですね。つまり連番機能というのは箇条書きではなくてむしろ簡易なアウトライン機能に近いのですが,単機能な分,これが使いやすかったのです。
また,一太郎形式でたまった過去の資産の活用という問題もあります。旧EGWord は一太郎形式を開くことができたはずなんですが,買おうかどうしようか悩んでるうちにバージョンアップして,それとともに一太郎形式のサポートは切り捨てられました。BootCamp や 仮想環境の Win に一太郎を入れてるマカーって意外にいるんじゃないだろうか?
今となっては一太郎形式のサポートにどの程度のニーズがあるのか,という疑問もありますが,そのあたり何とかなってくれると個人的には非常にうれしいです。

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