Apple In Ear Headphone with Remote 雑感
さて,今朝のキーノートの件はとりあえず置いといて,先日入手した Apple In Ear Headphone with Remote について。
音質については,詳細な比較記事も出ています(たとえば,「カナル型の革命児「Apple In-Ear Headphones」を聴き比べる」とか)し,あちらこちらの Blog で言われていることなのでもはや私が言う必要もないと思います。あえて書くなら,低音が弱い,と書いてある記事をときどき見ますが,そりゃあバスドラムのバフッという風を感じることはできませんけれど,別に低音が出ていないわけじゃありません。音の傾向として,大編成の楽団よりは小さめの編成のJazzコンボや室内楽風の編成が映えるような音の造りだ,ということだと思います。でっかいオケやロックを聞くなら,ホントはイヤフォンなんかじゃなくてちゃんとスピーカから出る音を聞くべきですよね,場所と時間が許すなら....
それより私が感心したのは,このイヤフォンの造りが見事にユニバーサルデザインの思想に裏打ちされている(たぶん)ということ。つまりどういうことか,と言うと,右側にリモートスィッチ兼マイクがついているので,手探りで左右の判別がつくんですね。手探りで左右を判別できるイヤフォンは,でかいヘッドホン以外ではなかなかないと思います。目を凝らしてよーく見なければわからないほど小さな文字で L ,R と書いてあるのがほとんどで,これがローガンの領域に入りつつあるユーザには結構苦痛。そういう意味で,私みたいに,with Remote 対応の新世代 iPod を持っていない方でも買う価値はあると思います。そして使っているうちに Remote Switch を試してみたくなってついつい....という効果を狙った,戦略的な価格ですよこれはきっと。
と,いうわけで,In Ear Headphone は結構いいんやあ!!