シャコンヌ
Bach のシャコンヌのピアノ版といえば,Busoni の手になる豪華絢爛なものが有名ですが,WGBH の Podcast で先日,Brahms による左手のための編曲が配信されていました。コテコテに飾り付けた Busoni の編曲も悪くはないですが,左手だけで奏でられるシンプルさが原曲に近い味を出していて Brahms 版は奥が深い。
今まで,左手のための編曲があるということだけは知っていましたが,普通のピアニストはやはり華麗で聞かせどころ満載の Busoni 版を好むのでしょうし,あえて片手だけで弾いて聴かせるというのは至難の業でしょうから,聴いたことがありませんでした。こういう曲が居ながらにして(しかも Free で)聴けるというのはすごいことだなと,今さらながらにちょっと感動。