J.S. Mach Ⅱ 新着記事

2007/10/27

それは、手帳を置き忘れてから始まった。(その1)

それは、手帳を置き忘れてから始まった。

スケジュールを入れる手帳がなければ仕事にならないのに、私はそれを二度も続けて自宅に忘れてしまった。PCでスケジュール管理しようと思い立ったのはその時だった。今から5年ほど前になるだろうか。
今はない有楽町のソフマップだったかで手に入れたのが中古の Palm m505。Graffiti を練習したり、palm 用フリーウェアをダウンロードしたり、そんなところから私のネットライフが始まった。

Palm 使いにはMac ユーザが多い。
そんな調子で Palm 関連のサイトを見始めたのだが、いまだにPalmFanさんがほぼ毎日のように更新し続けているのには驚嘆する。もちろんPalmFan のM.HiroseさんもMacユーザだし、Palm 航空の機長さんもやはりそうだった。本来 Palm 系とは言えないと思うのだが、N@ さん(Take5 blogさん)も。そんなサイトを見ているうちになにかMacに対する羨望みたいなものが私のうちに芽生えてきた。やがていつしかMacユーザでもないのに Mac & Pal さんやWoodenships さんと巡り合い、読むのが日課となった。RSS Feed の購読ということもまだ一般的ではなかったから、毎日覗いてみる。すると、几帳面な管理者さんのサイトというのはほぼ定時に更新されているわけで、とくにWoodenships さんはいつもほとんど定時に更新されていたし、それは最後の最後まで続いていたのだから驚く他はない。

そんな私が iPod を買ったのはまあ当然の成り行きであっただろう。
私が初めて買った iPod は、第三世代の、ボタンが赤く光る機種であった。当時は iTunes for Windows はまだなくて、Windows 用にはサードパーティ製の Jukebox アプリが付属してきた。
今にして思えば、これは良くできたワナなんじゃないかとおもうくらい、そのWindows 用アプリは不出来であったし、フリーズもした。ひどいときにはせっかくCDから取り込んだデータが壊れて読めなくなることさえあった。より快適な環境を求めて iBook G3 の中古をやはりソフマップで買わざるを得なかった。

そんなこんなで Palm を手に入れて1年もしないうちに私はMacに触れるようになった。さすがにPalm Desktop に入れているPIMデータをMacに移し替えて Mac をメインにするのはしばらく躊躇したけれども、結局一度 Mac のヒラギノフォントでネットを見てしまうともうWindowsのガギゴギしたフォントには耐えられなかった。Woodenships さんの白背景に美しいショットを交えたサイトは、Mac から見るべきサイトであって、Windows のIE で表示すべきサイトではなかった。

(この項続く

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