Nguyên Lê : Songs of Freedom
この人は全く知らなかった。正直何と発音すべきなのかもよく分からない。字面からすれば「グエン・レ」ではないかと思われますが、試しに iPod の Voice Over 君に言わせてみると「ニュウン・リー」のように聞こえます。ヴェトナム系フランス人ギタリストなのだそうです。
ふとした拍子で breath of life | a conversation about black music というBlogを見つけたところ、そこでフィーチャーされていたのでちょっと聴いて見たわけです。
で、聴いてみるとこれがなかなか面白い。最近のアルバム、Songs of Freedom - Nguyên Lêは、Lennon & McCartneyの名曲、Eleanor Rigby から始まって Come Together で終わるという、ロック名曲のカバーが中心ですが、マリンバ、ビブラフォンや東洋風のパーカッション(タブラ?)を多用した、エキゾチックな香りがむせ返るようなリズム陣に乗せた、ボーカルとギターのほどよい絡みが独特な世界観を作り出している。 インドっぽいEleanor Rigby は、まあ Beatlesもインド趣味だったしなあ、と考えると強引に納得できないこともないわけですが、アラブ風の、コブラが壺から出てきそうなうにょうにょしたフレーズに乗せた Come Together に至っては何と申しましょうか、こんな解釈もあるのかと驚嘆するほかはない。インドっぽいジャズ、ロックというとマハヴィシュヌ・オーケストラを思い浮かべますけど、どことなくそんな雰囲気もあります。 とにかく、ひさしぶりになんだか凄いものを聴いてしまった。いきおいでジミヘンのトリビュートアルバム、Purple - Celebrating Jimi Hendrix - Nguyên Lêまで一気に買ってしまったですよ。 ちょっと一般人向けにはアクが強すぎるか、という気はしますが、この blog をご覧になるような物好きなあなたならきっと気に入るでしょう。どうぞまずはご試聴だけでも。
で、聴いてみるとこれがなかなか面白い。最近のアルバム、Songs of Freedom - Nguyên Lêは、Lennon & McCartneyの名曲、Eleanor Rigby から始まって Come Together で終わるという、ロック名曲のカバーが中心ですが、マリンバ、ビブラフォンや東洋風のパーカッション(タブラ?)を多用した、エキゾチックな香りがむせ返るようなリズム陣に乗せた、ボーカルとギターのほどよい絡みが独特な世界観を作り出している。 インドっぽいEleanor Rigby は、まあ Beatlesもインド趣味だったしなあ、と考えると強引に納得できないこともないわけですが、アラブ風の、コブラが壺から出てきそうなうにょうにょしたフレーズに乗せた Come Together に至っては何と申しましょうか、こんな解釈もあるのかと驚嘆するほかはない。インドっぽいジャズ、ロックというとマハヴィシュヌ・オーケストラを思い浮かべますけど、どことなくそんな雰囲気もあります。 とにかく、ひさしぶりになんだか凄いものを聴いてしまった。いきおいでジミヘンのトリビュートアルバム、Purple - Celebrating Jimi Hendrix - Nguyên Lêまで一気に買ってしまったですよ。 ちょっと一般人向けにはアクが強すぎるか、という気はしますが、この blog をご覧になるような物好きなあなたならきっと気に入るでしょう。どうぞまずはご試聴だけでも。